ホワイトペーパー: 内部監査を新たな世界で「Business as Usual(通常業務)」に戻すために

~金融機関が新型コロナウイルス感染症の影響を内部監査計画に織り込むための8つの提言~

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、金融機関の「Business as Usual(通常業務)」は激変しました。パンデミックがもたらした新しい時代の通常業務をふまえ、内部監査部門は今後の計画にどのようなことを織り込むべきでしょうか。

2021年に入ってもリスクの状況は変化し続けているため、内部監査部門はいつまでも従来のアプローチに頼ることはもはやできず、新しいアプローチや考え方が求められます。パンデミックにより経済環境が急速に進展する中で、内部監査の有効性と、リスク管理や内部統制を保証する能力を高めていくにはどうすれば良いでしょうか。金融機関の内部監査部門の皆様向けに、プロティビティは以下の8つの提言をまとめました。

1.     適応力のある内部監査機能を目指すこと

2.     動的リスク評価アプローチに移行すること

3.     未実施の監査のうち完了させるべき監査を特定し、優先順位を付けること

4.     自動化の機会を再検討すること

5.     リソースの能力を評価すること

6.     皆のことを認めてあげること

7.     監査委員会や、経営幹部、ワーキンググループとのコミュニケーションの頻度を上げること

8.     規制監督当局の動きについて考慮すること

これらの提言を、自社の個別の状況をふまえて、部分的または全体的に検討していただければ幸いです。「次世代の内部監査」のガバナンスや、方法論、テクノロジーを採用すれば、大きな利点が得られることも期待されるでしょう。

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