トップリスク:「未来の働き方」は、今後10年間における決定的に重要な課題 働き方の変革は、いま注目が高まっている人的資本経営においても、従業員のエンゲージメント向上と組織の業務効率改善を実現するうえで、非常に重要な検討テーマとなっています。 プロティビティとノースカロライナ州立大学は、全社的リスクマネジメントに関する恒例の年次リスク調査を実施しました。今回の調査では、マクロ経済や、戦略、オペレーションに関する36のリスク項目が2022年と2031年の時点で組織に与える影響について、世界中の取締役会メンバーと経営陣1,453名からの回答を得ました。それぞれのリスクには個別の機会と課題がありますが、キーとなるテーマの1つである「未来の働き方」は、経営陣や幹部にとって最も重要なリスクと認識されています。 私たちは、これまでもしばしば、「未来の働き方」がこの10年間の決定的に重要な課題であることに言及してきました。デジタルトランスフォーメーションやイノベーション、さまざまな先端技術や自動化の導入、労働コストの上昇、スキルの変革、深刻な人材不足など、「未来の働き方」に関する課題は数多くあり、取締役会や経営陣は、組織の未来像を描くうえで、これまで以上に先を見据えた計画と革新的な思考を迫られています。 テクノロジーの変革や柔軟な勤務モデルから、カルチャー、ESGに至るまで、組織が直面している状況と、取締役会や経営陣が短期的・長期的に考慮すべき重要な事項について概略を説明します。 日本語版PDF 英語版PDF Topics リスクマネジメント/規制対応