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ホワイトペーパー:AML全社リスク評価を有効に実施するための基本的要素

金融サービス業にとって、マネー・ローンダリングのリスクが存在することは議論の余地がありません。企業の地理的拠点や顧客の所在地だけでなく、顧客の属性、提供する商品・サービスやその提供形態がリスクをもたらします。過去何十年も、金融活動作業部会(FATF)、政府・規制当局、ウォルフスバーググループのような業界団体は、「アンチマネーロンダリング(AML)のリスク評価が健全なAMLコンプライアンスプログラムの礎になる」と強調してきました。具体的には、FATF勧告の第1項目が「リスク評価とリスクベース・アプローチ」されていること、金融庁の『マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン』においてもリスク評価が重視されています。しかし、全社的AML評価(AML EWRA)のプロセスを進化させることは容易ではなく、依然として多くの金融機関において重大な課題となっているのが事実です。

本ホワイトペーパーでは、「利害関係者の要件に対する不適切な範囲設定」「リスクアイトと包括的なAMLプログラムとの整合性の欠如」「データの可用性とアクセスの欠如」「脆弱なサブリスク評価」「方法論を文書化する難しさ」といった、金融機関が直面する8つの課題を採り上げ、その解決策を提示しています。リスク評価書を改定し、マネー・ローンダリング対策を高度化するためのご参考となれば幸いです。

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