内部監査に必要な能力のサーベイ2017

プロティビティは、このたび「内部監査に必要な能力のサーベイ」報告書(2017年度版)を作成いたしました。この調査では、2017年9月に行われた日本内部監査協会主催の内部監査推進全国大会にご来場された、134名の方々にご協力いただきました。

「内部監査の専門知識」、「監査プロセスの知識」、「個人のスキルと能力」の3つの分野において、現状の能力がどの水準にあると考えているのか、また、向上の必要性を感じている項目は何かについて、内部監査担当役員、内部監査部門長、内部監査マネージャ、その他内部監査に関係するプロフェッショナルの方々にご回答いただき、その結果を集計しています。当調査は2007年から日米で実施されており、日本における単年度での分析に留まらず、日米比較や前年比較も行っています。さらに、内部監査の品質向上に強い関心を持っている「内部監査部門長」の評価を全体の調査結果とは区分して分析しています。

今年度の向上の必要性が高い項目として、「内部監査の専門知識」及び「個人のスキルと能力」の分野では新たなテクノロジに関連する項目が、「監査プロセスの知識」の分野ではCAAT等のデータ分析ツールが上位に入っています。
「個人のスキルと能力」の分野では、対立の解決やコーチングなどの項目も上位となりました。

今回の調査結果は、内部監査の役割が変化する中で、内部監査人のスキル向上に関心を持つ内部監査部門長や内部監査企画担当者だけでなく、内部監査機能の向上を期待する取締役、監査役等の経営幹部や内部監査プロフェッショナルの方々にとっても、ご参考になるものと信じています。

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